【徹底解説】山奥にたたずむ秘境駅・峠(とうげ)駅で気持ちよく『読書&ぼーっとする』ための方法 〜読書なスポット File ①〜

この記事でわかること

・峠駅へのアクセス方法や、どんな場所なのか?

・駅で静かに読書をするためのポイント

『読書』×『ぼーっとする』ことは親和性があると以前お伝えし、それを踏まえ、旅先でぼーっとすることにしました。

以前noteにて、読書&ぼーっとするためだけに峠駅へ行った記事を書きました。

noteでの記事

 しかし、「足を運びたいけど、どう行けばいいのか分からない」など初めての方は不安を覚えるかもしれません。

 そこで今回は、峠駅への行き方や、周辺がどんな感じだったのか、実際に『読書&ぼーっとした』体験も交えながらお話できればと思います。

峠駅とは?

 山形県の米沢市と福島県の間にたたずむJR奥羽本線(おううほんせん)の無人駅で、秘境駅の一つ。

 駅があるこの板谷峠は急勾配と豪雪に囲まれた難所として知られ、標高626メートルと奥羽本線内でも最も高い。そのため、駅舎は雪に埋もれないようスノーシェルター内に設置されています。

 どれだけ急勾配だったかと言えば、かつて普通列車は気動車に引っ張られながらスイッチバックで長時間かけて登っていたほど。

 現在では使われなくなったが、そのスイッチバックの遺構は現在も色濃く残り、鉄道ファンをはじめ多くの人たちから親しまれています。

 アクセスは普通列車のみで、峠駅に停車する本数が非常に少ない(特に日中)ので、訪れるなら事前の計画は必須です。

峠駅までのアクセス&注意点

峠駅に向かう列車は1日6往復のみ(2025.6月現在)

 峠駅は奥羽本線の福島〜米沢間にあり、山形新幹線も並走していますが、当然ながら駅に停まるのは普通列車のみ。

 なので、基本的には福島駅or米沢駅で普通列車に乗り換えて向かう形になりますが、峠駅へアクセスする列車が1日6往復のみと本数がとにかく少ないです!(2025年6月時点)

 特に日中だと次の列車が4時間以上来ない時間帯もあるので、峠駅へ行く場合はしっかり旅程を立てましょう。

 参考までに、早見表を作りましたので、併せて確認してください。

 また福島駅から乗車する場合、峠駅へ向かうのは【米沢】行きのみです。【庭坂(にわさか)】行きの列車は行きませんので、乗る列車を間違えないようにしましょう。

峠駅の周辺について

 山奥とはいえ、駅周辺には“峠の力餅”を立ち売りする『峠の茶屋 力餅』のほか、その反対側にも飲食店があります。

 今回訪れた『峠の茶屋』では自慢のお餅を使った店内料理のほか、飲み物なども販売していました。

 なので秘境駅ではありますが、飲み物がなくなったり、小腹が空いた時でもある程度は困らずには済むかなと思います。ただし『峠の茶屋 力餅』さんは冬季だと営業休止している(毎年11月中旬〜4月中旬)ため、冬場に訪れる際にはご注意を。

快適に読書をするうえでのポイント&注意点

2つの出入り口はいずれも扉の開閉可能でした

 今回読書の場として使わせていただいたのが、駅構内の待合室。

 縦に並んだ四つのイスがあるだけの一般的な待合席で、テーブルなどはありません。
椅子の後ろがすぐに壁なので、読書で下を向きすぎた頭などを休ませるにはちょうどいいかと思います。

 ただ、山奥ということもあり、虫が多くみられます。
 一応スノーシェルターで構内全体が遮られていることや、待合席も出入り口の扉は閉められるのである程度は防げますが、虫が苦手な人は事前に虫除けスプレーなど防虫対策をしておくといいでしょう。

 また、待合席には駅構内の照明などを管理している分電盤のようなものがあるのですが、それが日没など照明が点灯するタイミングで「ダンッ!」と大きな音を鳴らすことがあります。

 それ以外の時間帯でも「ジ〜」と電気の流れる音が微かにするので、音に敏感ならイヤホンなどを持ってきておいた方が無難です。

 それと、僕がみた限り待合席に冷暖房機はありませんでした。
 なので、春先や初夏・秋口などはいいですが、真夏や真冬など極端に寒暖のある日はオススメできないかもしれません。

まとめ

 以上を踏まえ、峠駅で過ごす上でのポイントを下記にまとめます。

峠駅でゆったり読書を過ごすなら

・駅の待合席に冷暖房がないので、長時間過ごすならがベスト

・夏にかけては虫が多いので、防虫対策はしておくといいかも

・虫や鳥の鳴き声など無音ではないので、小さな音が気になる方はイヤホン必須

・冬場以外は小さなお店もあるので、有事の際もある程度はカバーが利く

 秘境駅で読書をするのなんて酔狂だと思うかもしれませんが、誰もいないなか山の音を聞きながら本を読むのも中々味わえない経験なので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

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