初めてでも安心!寝台特急『サンライズ』の”ノビノビ座席”を快適に過ごすためのコツ【旅の役立ち情報】

目次

はじめに

 以前、別記事では寝台特急『サンライズ』のノビノビ座席に初乗車した時の記事をお書きしました。

 A寝台やB寝台と違って個室ではなく、簡易的な仕切りがあるだけのカーペット車両なので初乗車の僕は不安でいっぱいでしたが、ある程度の防犯意識を持っていればノビノビ座席の旅は想像以上に快適で、めちゃくちゃ楽しめることを体験談としてお伝えしました。

 この記事では、ノビノビ座席へ乗車するうえでどんなことに注意すべきかをより詳しくお伝えできればと思います。

 「夜行列車ってちょっと不安…」「ノビノビ座席って実際どうなの?」と思っている方は、ぜひこの記事を参考していただけると幸いです。

ノビノビ座席とは? どれくらいお得なのか?

『サンライズ瀬戸・出雲』は東京駅↔︎高松駅(香川県)・出雲市駅(島根県)をそれぞれ結ぶ寝台特急です。

そのなかでノビノビ座席は、寝台特急『サンライズ瀬戸・出雲』でそれぞれ1両だけ取り付けられたカーペットで寝そべるスタイルの車両となります。

 通常、A寝台・B寝台においては個室寝台になっていますが、それぞれ乗車券+特急券に加えて、寝台料金も必要になりますが、

ノビノビ座席では寝台料金が不要で、運賃+特急券のみで乗車ができます。

 どれくらい安くなるかは、以下にまとめましたので参考にしてください。

寝台料金(東京→高松までの総合計:乗車券+特急券+寝台料金)2024.2月現在

・シングルデラックス(A寝台):28930円

・サンライズツイン(B寝台):2人利用時1人あたり22650円

・シングル(B寝台):22650円

・シングルツイン(B寝台):2人利用時1人あたり22500円(1人利用時24550円)

・ソロ(B寝台):21550円

・ノビノビ座席(指定席):15480円

 寝台料金がおよそ6000円〜12000円なので、単純にその分がお得になります。

 時間対費用など全体的なコスパでは早割の飛行機に軍配が上がることもありますが、夜に寝ながら朝に到着できるので、時間の有効活用もしやすいかと思います。

ノビノビ座席を利用するうえでのポイント

ここでも初めての人でもノビノビ座席を快適に過ごすためのポイントをお伝えします。

【のびのび座席のリアル:快適グッズは必須!】

  ノビノビ座席には、枕とコンセントがありません!

 なので 枕(エアークッション)やネックピロー、そしてモバイルバッテリーなどは持っておきましょう! 

 ちなみに僕はバックを枕がわりに、携帯用のネックピローをつけて寝ました。

 また床のカーペットはやや硬めなので、持ち物に余裕があれば折りたたみ式のエアマットやヨガマットなどがあると快適さもアップするでしょう。

【音が気になる方は耳栓などのグッズを】

 マナーを守る人が殆どなので会話などはありませんでしたが、いびきが大きい人はいたりします。また、走行音も割と響きます。

 どれくらい響くかというと、『乗り物ニュース』さんが検証したところ平均の騒音レベルは上段:55.5dB、下段:58.4dBと、いずれも静かな事務室レベルの音とのことです。

 加えて、シャワーやラウンジを利用する人たちの往来があるため深夜でも足音のすることがあります。

 以上のことから、電車に乗り慣れている人なら問題ないかもしれませんが、慣れていないと割と気になるレベルかもしれません。

音に敏感な方などは耳栓やイヤホンなどを持参しておくといいでしょう。

【シャワーカード争奪戦を制するために!】

 サンライズ号の「シャワーカード」(6分間/330円)は枚数限定の早い者勝ち。

 カードの販売機は3号車と10号車に設置されていますが、乗車口としては隣の4号車と11号車のドアが一番近いのです。

 ……が、以前の記事でもお伝えした通り発車1時間前にはすでに列ができていて、発車20分前には売り切れてしまいました…!

シャワーカードを獲得するなら、発車1時間以上前からホームの4号車・11号車乗車口付近で待機するのが確実です。

幸い東京駅であれば発車30分前にサンライズが入線するので、実質的な待ち時間はおよそ30分ほどかと思います。

 ただ、予定が合わない、そもそも待ちたくないという方は、乗車前に近くのネットカフェや銭湯などで事前にシャワーを済ませてしまうのもありです。

 ちなみにA寝台「シングルデラックス」に乗車の人はA寝台専用のシャワーカードがついてくるので、シャワーカード争奪戦に参加せずに済みます。

 さすが一番上のクラスは違いますね(もっとも、A寝台はシャワーカード以上に入手困難なプレミアムチケットですが……)

 ただし、シャワー利用時の注意点として、タオルの備えはありませんので持参必須です。A寝台のアメニティーではフェイスタオルしかないのでご注意を。

【下りのサンライズ瀬戸(高松行き)乗車なら、AM6:45には起きておこう】

 高松へ向かう下りの『サンライズ瀬戸』に関しての話ですが、AM6:55ぐらいに瀬戸大橋に差し掛かりそこから10分ほどかけて橋を渡っていきます。下記の動画は、渡っていく様子を30秒にまとめた動画です。

 時期や天気にもよりますが、運が良ければ朝焼けに染まる瀬戸内海の美しい風景が眺められるので、普段サンライズに乗らない方ならぜひ早起きしていい思い出にしてください!

まとめ:準備すれば怖くない!のびのび座席で最高の旅を

 ノビノビ座席の利用において必要なことを以下にチラシとしてまとめました。保存や印刷などはご自由に活用して大丈夫です。

(著作権は放棄しておりませんので、その点はご了承下さい)

サンライズのまとめ 

  確かに、枕や充電器、人によってはマットなどの「準備」や、シャワーを浴びたいなら「早めの行動」は必要です。

 でも、それさえクリアすれば、リーズナブルに寝台列車の旅を楽しめる、最高の選択肢です。

 防犯面も、一般的な注意を払っていれば問題ないでしょう。

 「乗ってみたいけど、ちょっと不安…」と思っていたあなた。この記事を読んで、少しでも不安が解消されたなら嬉しいです。
 あなたの旅が、より素晴らしいものになることを願います。

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